最近、多くの方が、運命学相談に来られるのですが、

ちょっと不思議なことがあります。

相談に来られる方で、ご自身が今天中殺の時期に入っていることが多いのです。

それも、自分が天中殺に入っていることを知らない場合がほとんどなのに、です。

 

天中殺とは、天が中殺されている時期、すなわち、天があなたの味方をしてくれない時期です。

季節に例えると、冬の時期です。

この時期には、思ったように物事が運ばなかったり、うっかりしたミスが起こったり、イライラしたりします。

そうした時期だからこそ、無意識に、自分のことを振り返り、もっと自分を知りたいと感じて運命学相談を受けようと思われるのかも知れません。

面白いですね。

 

 

 

 

天中殺は、対処の仕方を知っていれば、決して恐れる必要はありません。

いわば冬の時期ですから、ジタバタせずに、コタツに入ってミカンでも食べていればいいのです。

そして、来るべき春を思い、学び、備えておくことが肝心です。

 

私が以前毎日読み込んでいた「地上最強の商人」(オグ・マンディーノ)に、

このことを表す教えが書かれていますので、ご紹介します。

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麦の粒が成長し、何倍にも増えるためには、大地の暗黒の中に、一時、閉じ込められなければならね。

すなわち、地面に蒔かれるのだ。

私の失敗、絶望、無知、無力などは、大地の暗黒を表し、

私はまず、その中で成熟するのである。

麦はやがて、芽を出し、花を開く。

ただし、それまでは雨と太陽と暖かい風をもって、大切に養育されなければならない。

そして、同じように、私も自分の夢を実現させるために、自分の肉体と精神を、大切に養育しよう。

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天中殺は、人生の冬の季節。

あなたは何を準備しますか?